天山酒造は、小城市に位置する歴史ある酒蔵の一つです。ここでは元々、製粉業を営んでいましたが、1875年から酒造業を開始しており、2025年現在で丁度150周年を迎えました。「初心を忘れず、かつ流行を敏感に取り入れていく」という意味を持つ「不易流行」を理念に掲げ、フランスで開催される日本酒コンクールで何度も金賞を受賞しています。

この人に聞きました!
天山酒造 副杜氏 藤田さん

うわあ〜!!
おっきな樽がた〜くさんあるとよ〜!
おさけ♪おさけ♪
じゅるり…♪

驚いたかい?
昔はその樽でお酒を保存していたんだ。

ほえ〜!
あれ?
『昔は』ということは、今は違うと…?

そうだよ。
今は保存状態を良好にするために、ステンレス製の樽を使っているんだ。
木の樽だと、どうしても木の匂いが樽に移ってしまうし、ステンレスと比べて中の温度を一定に保つことが難しいからね。

そっかあ〜
がばいこだわっとるとね〜!
あ、ここではどれくらいお酒を作ってるん?

そうだねぇ…
去年だと、大体30万リットルかな。

さ、30万リットル!?
それだけお酒があれば、毎日毎日酒盛り三昧…♪
えへへぇ…♡

もちろん、ただ量が多いだけじゃない。
お酒のバリエーションだって、今までに20通り位作ってるし、その中でたくさんの改良や挑戦を重ねてきたんだ。
最近だと、奈良時代の製法で作られたお酒や、ピンク色のお酒を発売したよ。

ピンク色のお酒!?
そがんと聞いたことなかぁ♪
でも、どうしてお酒がピンク色になると?
いつも飲んどる酒はまっしろだけん…

良い質問だね。
その秘密は、アルコールの発生を助ける「麹」(こうじ)にあるんだ。
この麹が赤色だと、溶けたお米と混ざってピンク色のお酒が出来上がる。
ほんのり苺の味もするから、とても飲みやすいはずだよ。(※)

いちごのお酒!?
そんなの聞いたことなか〜!!
まるで、飲んで酔えるデザートばい♪
うちにも一瓶…♪

売店に麹があるから、そこで買っていくと良い。
ただ、この酵母は微生物なだけに、すごく繊細なんだ。
温度変化はもちろん、他の雑菌が少しでも入るとすぐに死んでしまう。
だから、工場に入る時は手洗いが必須だし、仕事の大半は酒蔵や樽の掃除に充てられるんだよ。

清潔にしとかんば、酵母が死んでしまうかもしれんもんね!

その通り。
もちろん他にも、温度の高いところで作業したり、泊まり込みで仕事をすることだってある。
でもだからこそ、良いお酒を作れた時の達成感も格別なんだ。
特に、お客様から『美味しかった』って言われた時は、一番やりがいを感じる瞬間だね。

たくさんの工夫と努力で、うまかお酒を作っとるんやね〜!
今日は色々お話ば聞かせてくれてありがとう!
これからもうまかお酒ば待っとうけんね〜!

(※一般販売もされている赤色の麹。 日本酒での使用はもちろん、甘酒や野菜の浅漬けなど、多くの場面で活躍できるだろう)

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