あばれ祭は、宇出津町で開催されている祭礼で、約350年の歴史があります。「ちょうさ!」という掛け声や笛・太鼓の音と共に、キリコと呼ばれる山車や神輿を担いで練り歩く姿は、非常に勇壮で、力強い印象を与えるでしょう。無形民俗文化財に指定されたこの祭りは、震災後も徐々にかつての活力を取り戻しています。

この人に聞いてみました!
あばれ祭担当 まっさん
わあ〜!!
すっごく大きな山車!
キラキラしててきれいだな〜!
それはキリコだよ。 神様が乗る神輿を先導する、灯篭としての役割があるんだ。
そうなんだ!
それにしても、こんなに大きなキリコを人が引くのって大変だよね…
なんたって1tあるからね。
モノによってはタイヤをつけて負担を軽くしてるところもあるけど、それでも大体は人の力だけで担がなきゃいけない。
だからこそ、地域の人もボランティアの人も、力を合わせて頑張ってるよ。 ……まあでも、お神輿担ぐのに比べたらマシだろうけど。
お神輿ってそんなに大変なのか?
うん。 重さ自体は800kgでキリコより軽いんだけど、20~40代の体力のある男性しか運べないから、担げる人数が切子よりも少なくてね。
それに、神輿を地面に打ちつけて壊したり、神輿を川に投げ入れたりしなきゃいけないからね。
体への負担は、こっちの方が何倍もあると思う。
え!?
せっかくのお神輿を壊しちゃうの?
そうだよ。
宇出津で信仰されてるスサノオノミコトは争いの神様で、その影響もあって神輿が壊れれば壊れる程良いとされてる。
だから、神輿を持って市街地を練り歩いてる最中、民家の前でたくさん叩きつけるんだ。
そうしてボロボロになった神輿を、最後は火にくべてからお宮に奉納するんだよ。

キリコを運ぶ様子。 松明に照らされたキリコは、勇壮そのものだ。
そっか…!!
神輿は大事に運ぶものと思ってたから、びっくりした!
でも、それだけ激しいと、担いでる人もケガしたりするんじゃない…?
そりゃするさ。
特に最後の火に投げ入れるところでは、全身やけどや水ぶくれだらけになる人だっている。
でも、そうなるのが当たり前で、私たちにとってはそれが日常なんだ。
そうか…
あ、宇出津も被災したって聞いたけど、お祭りは中止になっちゃったの…?
ううん。
規模を縮小して開催したよ。
お祭りで通る道を整備したりしてね。
ここの人たちにとって、お祭りはただ楽しむだけのものじゃなくて、地域の経済を維持していくのになくてはならないものなんだ。
そこで必要になるお神輿や食料なんかは、全部地元のお店でまかなってるから、その分だけお金が循環するんだよね。
お祭りが、街の人達の生活と心の支えになってるんだね!
たくさん話してくれてありがと!!
こちらこそ!
今度来た時はキリコを担ぎに来てね。
きっと楽しいから。

No responses yet